登山はお金がかかる?貧乏学生が「安く登山した方法」と「最初に揃えた10の装備」

「山に登ってみたい」と思って登山用品店に行ったら、1つ1つの商品の値段が高すぎてびっくりした!という方、多いのではないでしょうか?
じつは、私もその一人です。

私が登山を始めたのは15年前。当時は貧乏学生でした。
お金もないのに何を血迷ったのか「山に登りたい」と思い立ち、高額な登山用品を前に愕然…。

それでも登山がしたかった私は、
先輩に登山用品を安く揃える方法を聞いたり、自分でいろいろ試したりしながら、
なるべくお金をかけずに登山するコツを身につけました。

この記事では、貧乏学生だった私が、なるべくお金をかけずに登山した方法と、初めに揃えるべき10の装備(持ち物)をお伝えします。

みにきろ

「これから登山を始めたいけれど、お金がかかりそうで心配」という方の参考になれば嬉しいです!

安く登山を始める!たった2つのコツ

結論から言うと、登山はあまりお金をかけなくても大丈夫!

でも、お金をかけようと思ったら、いくらでもかけられます。
登山用品店に行ってみればわかると思いますが、アウトドアブランドの性能のよい装備を揃えると、かなりの出費です。

しかし、初めからお金をかけて装備を揃えても、いざ登山に行ってみたら「あんまり楽しくなかった」「自分に登山は合わないかも…」と思ってしまうかもしれません。
その場合、お金をかけて揃えた装備が無駄になってしまいますよね。

みにきろ

とくに初めての登山では、お金を払ってから後悔しないように、なるべくお金をかけずに装備を揃えるのがおすすめ!

そこで、初めての登山で装備を安く揃える2つのコツをお伝えします。

お金をかけずに登山の装備を揃える2つのコツ
  1. レンタルする
  2. 最低限必要な装備を知る

お金をかけない登山の救世主「レンタル」

私が登山を始めたばかりのころは、装備を先輩や友人に借りることもありました。
でも、借りる相手がいないという方もいらっしゃると思います。

そんなときに便利なのが「レンタル」!
新しく買うよりも安いので、「今後登山を続けるかわからない」という初心者さんにもおすすめです。

みにきろ

登山用品をレンタルできるサイトやお店はいくつかありますが、私のイチオシは「やまどうぐレンタル屋」です。

「やまどうぐレンタル屋」がおすすめな理由
  • 悪天候や体調不良で登山に行けなくなっても、前日までの連絡で全額返金してもらえる
  • 登山靴をレンタルすると、登山用靴下プレゼント
  • 雨具とザック(登山用リュック)は色が選べる
  • 登山後は汚れたまま返却OK!
    レンタル品と一緒に着払い伝票が同封されているので、返却時の送料は無料。

汚れたまま返却OKとはいえ、借りるときにはもちろん、きちんとメンテナンスされたキレイな登山用品が届きます。
サイズが合わなかった場合は、違うサイズを再送してもらえますよ。

登山の装備でとくに高額な、シューズ(登山靴)・ザック(登山用リュック)・雨具を「やまどうぐレンタル屋」でレンタルする場合の料金と、新品を購入する場合の金額の目安は以下の通りです。

登山用品店頭レンタル料金
(税込み)
郵送レンタル料金
(税込み)
登山用品店で
購入すると…
シューズ(ミドルカット)3,150円~3,990円~約20,000円~
ザック(20L~30L/日帰り用)3,050円~3,390円~約10,000円~
雨具(上下セット)2,600円~2,890円~約10,000円~
雨具+ザック+シューズ 3点セット7,800円~8,670円~約40,000円~

レンタルすれば、新品を購入するよりも、かなり安く揃えられますね。

みにきろ

新宿店・河口湖店では、お店で試着してからレンタルできて安心!
遠くて店舗に行けないという方は、自宅まで郵送してもらえますよ(レンタル総額10,000円以上で送料無料)。

登山で最低限必要な装備を知る

登山にかかるお金を抑えるためには「最低限必要なもの」を知ることも大切。
これから登山を始めたい初心者さんは、最初は日帰り登山に必要なものだけを揃えましょう

みにきろ

登山道具は基本高いので、あれこれ買うとお金がなくなります(泣)

登山は、春や秋の気候がよい季節に始めるのがおすすめ。防寒着や暑さ対策グッズがあまり必要ないので、少ない持ち物で出かけられます。

ここからは、春や秋の日帰り登山で「最低限必要な10の装備」を、なるべくお金をかけずに購入する方法をお伝えします。

初心者はコースタイム(地図上の所要時間)が3~5時間くらいで、鎖場やハシゴなどの危険個所がないルートを選びましょう。

初めての登山で最低限必要な10の装備

登山靴(トレッキングシューズ)

登山道は、舗装されていない道がほとんど。
ごつごつした石の上や、滑りやすい砂利やぬかるみなど、さまざまな条件の地面の上を安全に歩くためには、登山靴が必須です。

登山靴には3つのタイプがあります。

タイプ使用場面特徴おすすめレベル
ローカットハイキング足首は固定されないが、軽くて歩きやすい山歩きに慣れた中~上級者
ミドルカットハイキング・日帰り登山・山小屋泊登山足首は固定されるが、ソールはやわらかく歩きやすい山歩きに慣れていない初心者や、足首に不安がある人
ハイカットテント泊や2泊以上の重い荷物を背負う登山足首が固定され、ソールも堅いので、重い荷物を背負っていても足元が安定しやすい宿泊を伴い、重い荷物を背負う中~上級者

山歩きに慣れるまでは、足首が固定される「ミドルカット」の登山靴を使うと、ケガの心配が少ないです。

私は右足首を2回ねんざしていて足首が弱いので、山歩きに慣れた今でもミドルカットを使っています。

登山用品の中で、足元を支えてくれる登山靴が一番大切だと、私は考えています。
山で滑ったり、ねんざなどのケガをしたりすると、事故や遭難につながるからです

安全に直結する装備なので、ここだけはお金をかけたいところですが、やっぱり高いんですよね…。
そこで、登山で問題なく使えて、比較的安価な登山靴を3つ紹介します。

  1. キャラバン C4_03
  2. コロンビア スティーンズピーク アウトドライ
  3. モンベル マウンテンクルーザー400

登山では靴擦れを防ぐため、厚手の靴下をはいてから登山靴を履きます。
普段履いている靴とはサイズ感が異なるので、注意しましょう。

参考として商品リンクを貼っているものもありますが、登山靴は必ずお店で試着してから購入し、登山前に散歩などで慣らしておきましょう。
足に合っていない靴で長い距離を歩くと、靴擦れや疲労につながります。

キャラバン C4_03(女性モデル) C1_02S(男性モデル)

みにきろ

私が貧乏学生だった頃に、バイト代で購入した登山靴。
ボロボロになるまで使った、思い入れのある1足です。

軽くて適度なクッション性もあり、足に合えば初心者でも歩きやすい登山靴です。
安価ながら、防水性と通気性に優れていることで有名なゴアテックス®素材で、ソール張り替え可能なのも嬉しいポイント!

みにきろ

色違いの靴ひもが付いてくるので、気分やコーディネートに合わせて付け替えられるのが楽しい!
使っていない方の靴ひもは、予備としてザックに入れておくと安心です。

登山靴はワイズ3Eが多いのですが、C4_03(女性モデル)は2E!
さらに、甲の高さも低く設計されています。
※男性モデルである「C1_02S」は、ワイズ3E。甲高も一般的な高さです。

足幅がスリムで「登山靴の中で足が動いてしまう!」という女性におすすめの1足です。

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私も足幅が狭く、甲も低いので、この登山靴に助けられました!

キャラバン C1_02S(男性モデル)


重量約590g(26.0㎝片足)
カラーアッシュ、レッド、デザートサンド、アンバー、ブラウン、ネイビー、ブラックシルバー
サイズ22.5-29.0・30.0cm(レッド・デザートサンドのみ22.5-26.0cm)
ワイズ(足囲)3E

キャラバン C4_03(女性モデル)


重量約470g(24.0㎝片足)
カラーフランボワーズ、サフラン、ネイビー
※各カラーに別色シューレース付き
サイズ22.5-26.0cm
ワイズ(足囲)2E、甲低め

コロンビア スティーンズピーク アウトドライ

みにきろ

私が最近使い始めた登山靴。
こちらも軽くてクッション性があり、歩きやすい!。

コロンビア独自の「アウトドライ」という防水透湿機能で、水の侵入を防ぎつつ蒸れにくくなっています。
グリップ力もしっかりあり、湿った登山道でも滑りにくいので、初心者にもおすすめ。

こちらは、男性モデル・女性モデルともにワイズ2Eですが、個人的にはキャラバン C4_03よりも靴の中が広いように感じています。

コロンビア スティーンズピーク アウトドライ Men’s


重量約512g(27.0cm片足)
カラーBlack, Sunstone、Elk, Bold Orange、Grey Green, Mountain Red
サイズ25.0-29.0・30.0cm
ワイズ(足囲)2E

コロンビア スティーンズピーク アウトドライ Women’s


重量約450g(24.0cm片足)
カラーShark, Marmalade、Sahara, Sea Wave、Ti Titanium, Red Hibiscus
サイズ22.5-26.0cm
ワイズ(足囲)2E

モンベル マウンテンクルーザー400

国内メーカーなので、多くの日本人の足に合う登山靴。標準的な足幅の方におすすめです。
キャラバンC4_03・C1_02S同様、安価なのにゴアテックス素材で、ソール張り替え可能と、コスパ最高!
軽量で耐久性も高く、長く使えるモデルです。

モンベル マウンテンクルーザー400 Men’s

定価¥20,900(税込)
重量約427g (23.5cm片足)
カラーダークグレー、グレー
サイズ22.0-26.0cm
ワイズ(足囲)レギュラー(ワイドモデルあり)

モンベル マウンテンクルーザー400 Women’s

定価¥20,570(税込)
重量約489g (25.5cm片足)
カラータン、ダークグレー
サイズ24.0-31.0cm
ワイズ(足囲)レギュラー

レインウエア(カッパ)

「雨の日は登山に行かない」という方が多いと思います。しかし、レインウエアは晴れていても必ず登山に持っていく、必須の装備です。

登山に必ずレインウエアを持っていく3つの理由
  • 山は天気が変わりやすい
  • 防寒具になる
  • 汚れ防止にもなる

標高が高い場所は、天気が変わりやすいです。気温も平地と比べると低く、風が強いことも多々あります。
雨や汗で濡れた体が冷えると、低体温症を引き起こし、最悪の場合遭難につながってしまうのです。

雨具としても防寒具としても使えるレインウエアは、山で命を守るため(大げさじゃなく!)の大切な装備です。

登山で使うレインウエアは、必ず上下別になっているものを選びましょう。
動きやすく、足元まで防水・保温できるからです。

ゴアテックス®のような、防水性と通気性に優れた素材の登山用レインウエアを選ぶのが理想ですが、これがまた高いんです…。

みにきろ

私が山登りを始めたころは、登山用レインウエアが買えなくて、ホームセンターの作業用レインウエアを使っていました。

最初は、上下別のレインウエアならホームセンターにある作業用のものでもOK。
最近では、ワークマンのレインウエアもコスパがいいですよ。


ただし、作業用のレインウエアは蒸れるので、長時間の登山には向きません。

みにきろ

ホームセンターのレインウエアだと、汗冷えしちゃうんだよね…。

登山用のなるべく安価なレインウエアが欲しい方には、以下の2つがおすすめです。

  1. ミズノ ベルグテックEXストームセイバーVI
  2. モンベル レインハイカージャケット・パンツ

ミズノ ベルグテックEXストームセイバーVI

ゴアテックス®と遜色ないレベルの性能で、撥水性が高く蒸れにくい、ベルグテック素材のレインウエア。
上下セットで2万円弱で購入できるコスパのよさは、かなり魅力的です。

安さを感じさせない、登山ウエアらしいデザインなので、初めての登山用レインウエアにおすすめです。
カラーバリエーションが豊富で、選ぶのも楽しいですよ。

みにきろ

筆者の学生時代の友人も、登山用にこのレインウエアを選ぶ人が多かったです。

ミズノ ベルグテックEXストームセイバーVI メンズ


重量約550g(Mサイズ)
素材ベルグテックEX 3レイヤー 耐水圧30,000mm以上、透湿性約16,000g/m2-24h
カラーブルー、ピスタチオ、アカシアイエロー、レッド、ドレスネイビー、アカシアイエロー、オレンジ
サイズレッド:M、L、XL
アカシアイエロー・オレンジ:S、M、L、XL、2XL、MB、MBB
ブルー・ピスタチオ・ドレスネイビー:S、M、L、XL、2XL、SB、MB、MBB

ミズノ ベルグテックEXストームセイバーVI ウィメンズ


重量約520g(Mサイズ)
素材ベルグテックEX 3レイヤー 耐水圧30,000mm以上、透湿性約16,000g/m2-24h
カラーN.ターコイズ、クールブルー、アカシアイエロー、パラダイスピンク、クローバー
サイズクールブルー・アカシアイエロー・クローバー:S、M、L
N.ターコイズ・パラダイスピンク:S、M、L、SB、MB

モンベル レインハイカージャケット・パンツ

モンベル独自のドライテック®素材使用で、上下合わせて2万円強と、登山用レインウエアの中ではお手頃価格なのが嬉しい、レインハイカー。
エントリーモデルながら、撥水性が高く蒸れにくい素材が使われているので、こちらも初めての登山用レインウエアにおすすめです。

上下別売りなので、最初にお店で探すのは少し大変かもしれません。
しかし、長く使ってジャケット・パンツのどちらかだけを買い替えたくなったときに、片方だけ買い替えられるのが便利です。

みにきろ

私の経験では、パンツが先にボロボロになります…。

モンベル レインハイカージャケット Men’s

定価¥11,660(税込)
平均重量252g
素材ドライテック®2レイヤー 耐水圧20,000mm以上、透湿性8,000g/m²・24hrs
カラーライトグリーン、ダークグレー、オレンジ、ブルー
サイズS、M、L、XL

モンベル レインハイカーパンツ Men’s

定価¥8,470(税込)
平均重量196g
素材ドライテック®2レイヤー 耐水圧20,000mm以上、透湿性8,000g/m²・24hrs
カラーブラック、グレー
サイズS、M、L、XL、M-S(ショート)、L-S(ショート)、XL-S(ショート)、S-L(ロング)、
M-L(ロング)、L-L(ロング)、XL-L(ロング)

モンベル レインハイカージャケット Women’s

定価¥11,660(税込)
平均重量236g
素材ドライテック®2レイヤー 耐水圧20,000mm以上、透湿性8,000g/m²・24hrs
カラーレッド、ライトブルー、カーキ、ネイビー
サイズXS、S、M、L、XL

モンベル レインハイカーパンツ Women’s

定価¥8,470(税込)
平均重量178g
素材ドライテック®2レイヤー 耐水圧20,000mm以上、透湿性8,000g/m²・24hrs
カラーブラック
サイズXS、S、M、L、XL、M-S(ショート)、L-S(ショート)、XL-S(ショート)、XXL-S(ショート)、
S-L(ロング)、M-L(ロング)、L-L(ロング)

ザック(登山用リュック)

不安定な道を歩く登山では、両手をあけておく必要があるため、荷物はザックに入れて背負うのが鉄則です。

登山用ザックと普通のリュックの大きな違いは、チェストベルトと腰ベルトが付いていること。
この2つのベルトが付いていると体にフィットするので、重い荷物を入れて長時間歩いても疲れにくいです。

みにきろ

チェストベルトや腰ベルトがないリュックで長時間重い荷物を背負っていると、肩こりがひどい…

また、よじ登るような体制になる場面でも、荷物がブレないので、安全に動きやすいという利点があります。

家にチェストベルト付きのリュックがあるという方は、とりあえずそれで代用してもOK。
新しく買う方は、チェストベルトと腰ベルトが付いている登山用ザックを購入した方が、長く使えると思います。

みにきろ

私も最初は腰ベルトがないリュックを使っていました。

ザックは、登山靴やレインウエアほど命に直結する装備ではないので、最初は安いもの(1~1.5万円前後)で十分です。
以下の4点を参考に、お店で気に入ったデザインのザックを試着して、購入しましょう。

初めて購入するザックの選び方
  1. チェストベルト・腰ベルト付き
  2. 30L前後(日帰り~山小屋1泊サイズ)
  3. 防水
  4. できればレインカバー付きだと便利

登山服(ウエア)

登山用品店に売っている登山用ウエアって、高いですよね…。
でも、服を選ぶコツがわかれば、登山用の服じゃなくても大丈夫ですよ!

みにきろ

私は今でも、登山用ウエアはほとんど使っていません…(泣)

登山で着る服の選び方
  1. 動きやすい
    →登山道を歩くときは、一般道を歩くよりも体を大きく動かすため
  2. ナイロンなど化繊の服(綿は避ける)
    →綿は乾きにくく、汗冷えの原因になるため
  3. 長そで長ズボン(またはスポーツタイツ)
    →登山道は枝葉が飛び出していたり、虫がいたりするので、腕や足を保護するため
  4. 黒は避ける
    →ハチは黒色に寄ってくるため

この4つを満たしていれば、しまむらでもユニクロでも、学校のジャージやスポーツチームのユニフォームでもOK!
最近では、ワークマンのアウトドアウエアがコスパ抜群です!

下着から防寒着まで、上記の4つのポイントを意識して選ぶことが大切。
スポーツの経験がある方なら、手持ちの服で登山できるかもしれません。

みにきろ

私は登山を始めた頃、農学系の学校に通っていたので、学校の作業着で登っていました!

行動食(昼食・おやつ)

登山では、昼食やおやつなどを「行動食」と呼びます。

登山はかなり体力が必要で、消費エネルギーの多いアクティビティ。
カロリーの低いものばかり食べていると、エネルギー不足で歩けなくなることもあります。
行動食は高カロリーなものを選び、30分~1時間ごとに少しずつ食べるといいですよ。

また、大量に汗をかく登山では、塩分補給も大切です。
普段薄味を心がけている方も、登山のときはしょっぱいものも食べましょう。

持病等で塩分制限のある方は、医師に相談してください。

私のおすすめ行動食は、梅おかかおにぎり・ピーナッツあげ・マーブルチョコ。
すべてコンビニで買えますが、節約するなら、おにぎりは手作り。
お菓子は安いスーパーで事前に購入しておきます。

非常食

非常食は名前の通り、遭難などの非常時に食べるもの。
山では何が起こるかわからないので、近場の日帰り登山でも必ず、1000kcal程度の非常食を持参しましょう。

非常食を選ぶポイントは、軽くて高カロリーなもの。
バランス栄養食(カロリーメイト、バランスパワーなど)や、ソイジョイのようなものがおすすめです。

みにきろ

私は非常時の精神安定のために、お気に入りのお菓子も入れています。

水分

登山はたくさん汗をかくので、水分補給が必須。
日帰り登山でも水やお茶を1L以上と、予備として水道水を0.5Lくらい持参しましょう。
容器はいつも使っている水筒や、ペットボトルで大丈夫です。

山の中に水場があるルートもありますが、水が枯れていることも…。
また、山小屋で購入できる場合でもかなり高額なので、持参すると節約になります。

水道水は、ケガをしたときに傷口を洗う水としても使えます。

地図

地図も、登山で必ず使うアイテムです。
事前のルート確認で使うほか、登山中の現在地確認でも使うので、リュックに入れておきましょう。

登山用の地図でおすすめなのは「山と高原地図」。
登山道の危険個所や、山小屋の場所などがわかりやすく書かれています。

紙の地図を読むのが苦手という方には、「ヤマップ」などの登山アプリがおすすめ。
地図をスマホにダウンロードしておけば、電波がない場所でもGPSで現在地確認ができますよ。

みにきろ

遭難の原因で一番多いのは「道迷い」。
楽しく山に登って無事に帰るため、こまめに現在地確認をしながら歩きましょう!

救急セット

大自然の中を歩く登山では、ケガをすることもあります。

山の中に病院やドラッグストアは無いので、なるべく自力で下山できるように、救急セットを持っていきましょう。

入れておくといいもの
  • ばんそうこう(大・中・小)
  • 消毒液
  • ガーゼ
  • 包帯
  • テープ
  • 湿布
  • カイロ
  • 瞬間冷却パック(たたくと冷たくなるやつ)
  • 小さいハサミ
  • 虫刺されやかぶれに使える軟膏
  • 鎮痛剤

常備薬がある方は、念のため3日分くらい入れておくと安心です。
登山だけでなく、災害などの非常時にも役立つので、初登山を機に一通り揃えておきましょう!

みにきろ

写真は私の救急セット。100均で買ったポーチに入れています。
旅行や、子どもと公園に行くときも持って行けて便利!

ヘッドライト

意外かもしれませんが、日帰り登山でもヘッドライトを持っておくと安心です。

日没前に下山できる計画を立てるのは当たり前ですが、やむを得ず下山が遅くなってしまう可能性もあります。
山の中は暗くなるのが早いので、下山が遅れると、足元が見えづらくなってしまうことも。
そんな非常時にヘッドライトが活躍するのです。

懐中電灯ではなくヘッドライトがいい理由は、両手があくから。
あくまで非常用なので、100均のヘッドライトでもOKです。

ヘッドライトは電池が入っていること、点灯することを確認しておきましょう。
スマホのライトを使うと電池が減り、非常時の連絡手段がなくなるので、使わないようにしてください。

登山用品以外でお金がかかる場面3選

ここまでで、事前に用意すべきものはすべて紹介しました。
ここからは、登山当日にお金がかかる場面を紹介します。

交通費

電車、バス、ガソリン、高速道路、レンタカー、駐車場、などなど。
当日の移動にもお金がかかります。

究極の節約法は、なるべく家から近い山に登ること…。
山は季節や天気によってまったく違う表情を見せてくれるので、何度同じ山に登っても、毎回楽しい思い出ができますよ。

みにきろ

私も貧乏学生時代は、近場の同じ山に、何度も何度も登りました。
ロープウェイ代をケチって、下から歩いて登ったこともあったなぁ…

トイレ

山のトイレは、維持するために多くの経費がかかるため、チップ制になっています。
トイレの入り口にお金を入れる箱が設置されているので、1回100円くらいお金を入れてから使いましょう。
トイレには何回か行くと思うので、登山前に100円玉を数枚用意しておくといいですよ。

また、山のトイレではトイレットペーパーが設置されていなかったり、補充されていなかったりする場合があります。
念のため水に流せるポケットティッシュを持参すると安心です。

下山後の楽しみ(温泉・夕食…)

意外とお金を使ってしまうのが、下山後。
汗をたくさんかいて、そのまま帰るのは気持ち悪いので、温泉に立ち寄りたくなると思います。

そして、無事下山できた安心感と、体を動かした後の適度な疲労感と達成感でついつい…
おいしいごはんと、おいしいビール(公共交通機関で移動の場合)で幸せに浸りたくなってしまうのです…

みにきろ

この出費が、意外とかさむんだよね…(汗)

まとめ

なるべくお金をかけずに登山するコツと、初めに揃えるべき10の装備をお伝えしました。

最初に装備を揃えるのはお金がかかりますが、一度揃えてしまえば、あとは交通費と食費くらいで楽しめるのが、登山のいいところ。
登山にハマり「バイト代やお給料を貯めて、次はどんな装備を買おうか…」とわくわくしながら過ごすようになると、仕事や生活のモチベーションにもなりますよ。

では、本文の内容をおさらいしておきましょう。

登山に最低限必要な装備を知ることが、節約への近道!
最初は、気候のよい春や秋の日帰り登山に必要なものだけを揃えよう。

初登山で揃えるべき10アイテム
  1. 登山靴(トレッキングシューズ)
    おすすめはキャラバン・コロンビア・モンベル
  2. レインウエア(カッパ)
    おすすめはミズノ・モンベル
  3. 30Lくらいのザック(登山用リュック)
    チェストベルト付のリュックで代用OK!
  4. 登山服(ウエア)
    ジャージなどで代用OK!綿の服はNG×
  5. 行動食(昼食・おやつ)
    手作りおにぎりや、安いスーパーのお菓子を購入しておくと節約に◎
  6. 非常食
    安くて高カロリーなものを選ぼう!
  7. 水分
    いつもの水筒やペットボトルに、お茶や水道水でOK!
  8. 地図
    紙の登山用地図や登山アプリを用意しよう!
  9. 救急セット
    ドラッグストアで揃えておこう!
  10. ヘッドライト
    100均のものでOK!

とくにお金がかかるけれど大事な①~③の装備を安く用意するなら、レンタルがおすすめ!

登山用品以外でお金がかかる場面3選
  1. 交通費
  2. トイレ
  3. 下山後の楽しみ

ぜひ、憧れの「登山デビュー」してみてくださいね!

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